ストラップの装着にリングを使用するタイプの一眼レフやミラーレスカメラ・レンジファインダーなどに最適な、太めの革紐を使ったストラップです。
しなやかで取り回しに優れ、ストラップが主張し過ぎないため、スッキリとした印象になります。
ミニマルな引き算のデザイン

ストラップとして必要最小限の機能だけを残した結果、シンプルな形になりました。首当ては柔らかく体にフィットしつつ、それ以外の部分は革紐を使い、存在感を控え目にしています。
リングでカメラが傷つかないように配慮

金属製のリングがカメラ本体を傷つけないよう、ストラップの先端部にリングガードを設けました。
またリングとカメラ本体の間にリングガードが挟まることで、リング部分が自由に回転しないため、ストラップがよじれません。
なおリングは、取り付けやすさと強度を両立するため、線径・内径・材質を吟味し、研磨加工を施したオリジナルのものを使用しています。
カメラを傷つけません

カシメやメタルバックルなど、カメラに触れる部分には金属パーツを使用していないので、収納時にラフに巻きつけても、大切なカメラやレンズを傷つけません。
ベジタブルタンニンレザーの両表(りょうおもて)仕立て

(写真のストラップは70%グランデ、カスターニョ。)
両表(りょうおもて)ってなに?

天然の革には必ず表と裏があります。裏側は写真のようなガサガサした感触になっています。たとえば革のストラップの裏側、革の財布の内側などで、このようなものを目にしたことはないでしょうか。
ULYSSESのカメラストラップでは、この革の裏を見せないように2枚の革を貼り合わせています。

イタリア・トスカーナ地方の老舗タンナーが作り出すベジタブルタンニンなめしレザーを両面に使用。つまり、革の「表」と、もう1枚の革の「表」を使った、両面が表の仕様なのです。
革の材料費も2倍かかりますし、また革をきれいに張り合わせ、縫製する時間と手間はかかりますが、その分美しい仕上がりになります。また2枚の高級革を貼り合わせることにより、柔らかさと強靭さを両立させています。もちろん革の側面(断面/コバ)の処理も、一本一本丁寧に手作業で磨き上げています。
ストラップの裏面にはバタ振り加工で柔軟性とシボ感を出したミネルバ・ボックスを採用しています。ミネルバ・ボックスのヌメ色は、使い込むことによってアメ色に育っていきます。ぜひ経年変化(エイジング)をお楽しみください。
もっと詳しく:
革の経年変化(エイジング)について
スリングショットが使えるカメラと使えないカメラ

スリングショットは、リングを介して取り付ける「丸型アイレット」を備えたカメラにのみ適合します。キヤノンEOSシリーズをはじめとする「スリット型アイレット」を備えたカメラにはご使用になれませんので、ご注意下さい。
なお、カメラご購入時に付属するメーカー純正の三角リングは、先に外してからお取り付け下さい。
サイズと目安

サイズは、M(105cm)、L(120cm)です。より短いSサイズをご希望の方は
こちらをご覧下さい。
デジタルカメラを首から下げてお使いになる場合は、身長に関わらず、Mサイズが使いやすいです。たすき掛けでお使いになる場合は、画像の推奨サイズ表をご参照下さい。
もっと詳しく:
ストラップのサイズについて
カラーバリエーション

カラーは、左からブラック、バベル・ネロ、ピオンボ、カスターニョです。
バベル・ネロは、革の表面に縦横のスクラッチ加工が施されており、デニム生地のような風合いがあります。
色移りを避けるため、カラーにかかわらず身体に接する裏面にはヌメ(色なし)を採用しております。表面と裏面の色のコントラストをお楽しみ下さい。
革の色合い・風合いには差があります

実物は写真の色合いと異なる場合があります。特に革の仕入れ時期によって、革の色には明暗差がある場合があります。このためそれらの革から作った各商品も同様に、色の差があります。明るい色/暗い色の両方が同時期に在庫として混在しているわけではなく、暗めの色ばかりの時期もあれば、明るめの色の時期もあります。
なお、明るめの色であっても経年変化によって、いずれ暗めの色になっていきます。
また革の個体差や部位の差により、シワ、シボ、色味、黒点の有無など、風合いが異なる場合があります。あらかじめご了承のほどよろしくお願いいたします。
もっと詳しく:
ULYSSES製品の革について
丸紐の経年変化

スリングショットに使用している丸紐は、もともと平らな革を丸紐型に整形し、顔料で色付けしたものです。
使用する内に表面の顔料が摩滅して剥げたり、革のザラザラした感触が出てくることがありますが、これは丸紐自体の仕様となりますのでご了承下さいませ。
主な仕様
素材:牛革、金属(丸リング)
生産:日本製/ハンドメイド
推奨荷重:1.0kg以下
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