現代のカメラストラップは、化学繊維やナイロンテープを使用することが一般的になりましたが、今からほんの20年ほど前までは、総革製のストラップは珍しいものではありませんでした。
「Classico(クラシコ)」とは、イタリア語で「伝統的・古典的」を意味する言葉。
首当てからカメラにつなぐ先端部分まで、すべて上質なベジタブルタンニンなめしのレザーで作られています。
愛着を持って道具と長く付き合いたいと願う、すべてのカメラファンのために。
金属パーツは、一切使用していません

カメラの保護を優先し、先端部のアジャスターは、樹脂製のものを使用しております。また、各パーツの接合は全て縫製で行い、カシメなどは一切使用しておりません。先端部の革リングは、全て手縫いです。
装着するカメラを選びません

キヤノンのカメラに代表される、幅10mmの「スリット型アイレット」には、直接取り付けられます。(幅が10mmに満たない場合は取り付けできません)
また、メーカー純正の三角環・もしくは付属の二重環を介することで、ニコン、オリンパス、ペンタックス、ソニー、ライカなどの「丸型アイレット」を備えたカメラにも取り付け可能です。(着脱の際には、リングの開き過ぎによる変形にご注意ください)
ラフな扱いもOK!

カメラにラフに巻きつけても、大切なカメラを傷つけません。
ベジタブルタンニンレザーの両表(りょうおもて)仕立て

(写真のストラップは70%グランデ、カスターニョ。)
両表(りょうおもて)ってなに?

天然の革には必ず表と裏があります。裏側は写真のようなガサガサした感触になっています。たとえば革のストラップの裏側、革の財布の内側などで、このようなものを目にしたことはないでしょうか。
ULYSSESのカメラストラップでは、この革の裏を見せないように2枚の革を貼り合わせています。

イタリア・トスカーナ地方の老舗タンナーが作り出すベジタブルタンニンなめしレザーを両面に使用。つまり、革の「表」と、もう1枚の革の「表」を使った、両面が表の仕様なのです。
革の材料費も2倍かかりますし、また革をきれいに張り合わせ、縫製する時間と手間はかかりますが、その分美しい仕上がりになります。また2枚の高級革を貼り合わせることにより、柔らかさと強靭さを両立させています。もちろん革の側面(断面/コバ)の処理も、一本一本丁寧に手作業で磨き上げています。
ストラップの裏面にはバタ振り加工で柔軟性とシボ感を出したミネルバ・ボックスを採用しています。ミネルバ・ボックスのヌメ色は、使い込むことによってアメ色に育っていきます。ぜひ経年変化(エイジング)をお楽しみください。
もっと詳しく:
革の経年変化(エイジング)について
革製リングカバーと二重リングが付属

各ストラップには、同色のリングカバーと二重リングがそれぞれ2個ずつ付属します。(画像はブラックの例)
サイズと目安

サイズは、MとLの二種類です。
Mサイズ (装着時の有効長:97〜110cm)
Lサイズ (装着時の有効長:112〜125cm)
デジタルカメラを首から下げてお使いになる場合は、身長に関わらず、Mサイズが使いやすいです。たすき掛けでお使いになる場合は、画像の推奨サイズ表をご参照下さい。
もっと詳しく:
ストラップのサイズについて
カラーバリエーション

カラーバリエーションは、左から順にブラック、カスターニョ、ブラウンです。
色移りを避けるため、カラーにかかわらず身体に接する裏面にはヌメ(色なし)を採用しております。表面と裏面の色のコントラストをお楽しみ下さい。
革の色合い・風合いには差があります

実物は写真の色合いと異なる場合があります。特に革の仕入れ時期によって、革の色には明暗差がある場合があります。このためそれらの革から作った各商品も同様に、色の差があります。明るい色/暗い色の両方が同時期に在庫として混在しているわけではなく、暗めの色ばかりの時期もあれば、明るめの色の時期もあります。
なお、明るめの色であっても経年変化によって、いずれ暗めの色になっていきます。
また革の個体差や部位の差により、シワ、シボ、色味、黒点の有無など、風合いが異なる場合があります。あらかじめご了承のほどよろしくお願いいたします。
もっと詳しく:
ULYSSES製品の革について
主な仕様
素材:牛革、樹脂
生産:日本製/ハンドメイド
推奨荷重:1.5kg以下
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